とえ子供が自分の出生を知ったとしてもそんなに深刻な事態になることなどない。」とも。私たちはその言葉を信じて、とにかく前向きにならなくてはと思っています。周りにお手本となり、アドバイスして下さる方達は少なからずいるのだから。
私たちが、若さゆえ何も考えないで書いたつくば(過去)からの手紙は、あと一年三ヶ月後に実家の両親の元へと届きます。果たしてそれぞれの両親はどんな思いでそれを読むのでしょう。決して面と向かっては言わないけれど、いまだ子供に恵まれていない私たちを気にかけているだろう両親には、酷な事を書いてしまったと申し訳ない気持ちです。
2000年の元旦までに、この手紙を笑顔で読み返せるようにするために、私たちは今できうる限りの努力を続けていきたいと思います。
(2) 我が家の宝物「美羽」 山本 由貴
結婚十年子どもに恵まれず、市の広報で里親制度を知りました。さっそく児童相談