新米の私にとって先輩の養育体験は、実に生き生きとした素晴らしいボランティア活動でとても感動したものでした。
爾来、今日まで四人の里子、児童養護施設卒園後の生活支援として四人の子供達を預からせて頂き、今日に至っております。
現在は中学三年の男子、小学五年の女子、そして施設から預かった18歳の女子の三名が、家族の一員として生活を共にしております。
近年は養育里親さんのなり手が少なく、反対に養子を希望する里親さんがはるかに多い現状であります。言わば、養育里親の地盤沈下が、今後の里親活動の上にも大きなネックとなってまいりました。原因は小子化現象にともなっての、里子の委託が少ないことが取り上げられますが、私には、親としての自覚が足りない、また親子に成りきれない親とでも言おうか、最近の言葉で言うとアダルトチルドレン(大人子ども)、親の未熟さ、子育てにおける不安が増長して、我が子の養育に手がかかり、人様の子