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供まではとっても面倒見きれないと言った現状でないかと思います。しかし、こうした時代背景の中にあっての里親活動は、児童相談所からの里子委託を受ける待ちの姿勢から、自ら積極的に働きかける行動が大事だと思います。

例えば、児童養護施設の卒園生に目を向けて、社会適応の出来ない子供へ、ある一時期、自立支援の手助けとして預かることも大きな働きであり、また地域社会における子育て支援の、良き相談者として自らの体験を通して地域に溶け込むことも、活動の将来像として描けると思います。

また、盆暮れに行う季節里親事業、あるいは週末里親、ふれあいキャンプ事業等と、今後の活動の良きパートナーとして、養護施設との連携を深めることも大切だと思います。いずれも子供が可愛いいんだ、子育てが楽しいんだ、という子供への真の愛情が不可欠であることは言うまでもありません。

平成8年の東海北陸ブロック大会は、我が県が当番で開催致しました。子育ては"自分育ち"とも言われますが、色々と厳しい苦労体験を通して味わう子育ての喜びや、気がついて見ると些かなりと成長した己れの姿を振り返って味わう充足感など、里親

 

 

 

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