特集 新しいふれあい社会を考える
被災地神戸とともに考える その1
ふれあいセンター 上納金疑惑・噂の出所を追う
阪神・淡路大震災から三年半。恒久住宅への移行に伴い、兵庫県内では仮設住宅の統廃合が進んでいる。震災当初、全国から集まったボランティアによる救済支援も時の経過とともに一段落し、地元のボランティア団体は、今、被災者の自立支援に向けた活動への移行を模索している。そんな矢先、さわやか福祉財団に、ある雑誌の記事について連絡があった。神戸の仮設住宅について触れていたのだが、「さわやか財団」「ふれあいセンター」「疑惑」という文字が踊り、公的な資金が不当に横流しされているかのような会話が載せられていた。復興をめざす神戸を舞台に起こった市民ボランティア活動に対する「疑惑」。いったい被災地神戸で何が起きているのか?その実状に迫るべく取材を開始した。
(取材・構成/編集部)
前ページ 目次へ 次ページ