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お知らせ 株式会社二玄社発行月刊誌「NAVI」への抗議文書郵送について

 

 

(株)二玄社発行の月刊誌「NAVI(ナビ)」内対談「間違いだらけのニッポン」の中で、さわやか福祉財団並びに理事長堀田力に対して不当な中傷記事が掲載されたことにつき、このたび発言者である田中康夫氏と同誌編集人である鈴木正文氏に抗議文を郵送しました。抗議文書は抗議の趣旨(別記参照)および抗議の理由を記した書、並びに調査報告書2部の写しです。

さわやか福祉財団では、情報公開規定を制定し、すべての資料をすべての方に閲覧可能とするなど、常に透明、節約を旨とした運営を実施してまいりました。まったく事実無根の内容をあたかも疑惑として存在するような発言は、財団の社会的信用を故意におとしめるものであり、放置できないものとして、抗議文書を郵送したものです。

 

平成10年5月29日

抗議書

田中 康夫 殿

「NAVI」編集長 鈴木 正文 殿

財団法人きわやか福祉財団

理事長 堀田 力

 

抗議の趣旨

田中康夫氏は、月刊誌「NAVI」1998年4月号誌に掲載された浅田彰氏との対談において、当職またはさわやか福祉財団が、阪神・淡路大震災の被災者のための「ふれあいセンター」に対する国及び兵庫県からの補助金のうち、1千万円ぐらいを不当に利得した疑惑がある旨発言し、同年7月号に掲載された前記浅田氏との対談において、「4月号で述べた、仮設住宅のふれあいセンター活動資金の上納疑惑を撤回して謝る」旨発言したものの、その理由を「はっきりした裏が取れないから」と述べている。しかしながら、かかる疑惑は、事実無根であり、そのことは簡単に確認できるにもかかわらず、何ら確認することなく、いたずらに当職またはさわやか福祉財団の信用性を毀損する言辞を弄することは、「事実に基づいて批判する」という言論人としての最低限度のモラルに反するのみならず、法律上、故意に他人の信用を損う違法な行為である。また、かような発言を、真偽の確認をすることなく「NAVI」に掲載した編集人の行為も、過失責任をまぬがれない。

よって、田中康夫氏は言諭人として、また鈴木正文氏は出版人として、良識に従い、責任を取られるよう、ここに書面をもって抗議する。

 

月刊誌「NAVI」1998年4月号内対談、田中康夫と浅田彰の対談「間違いだらけのニッポン」で、次のような発言が掲載された。

 

田中 いま、神戸で評判が悪いのは堀田力なの。

 

 

 

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