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喜・涙・笑 ふれあい活動奮戦記

 

 

さわやか福祉の会 流山ユー・アイネット(千葉県)

待つ福祉から、参加する福祉へと時代は大きく変わりました。

代表 米山 孝平

 

「介護保険法」が成立し、二年後に迫った介護保険制度のスタートに、わが流山ユー・アイネットは、どのように対応するべきか。これについては再三にわたり、団体の中で報告会、検討会が行われた。介護保険法、NPO法と、福祉を取り巻く環境が大きく変化する中、市民団体として今後どのように活動を展開すべきか、団体の中で意思統一を図らなければならない。すでに当会は、一九九五年六月の設立総会時にNPO法の立法化を視野に入れて立ち上げてり、NPO法人取得については合意が得られている。問題は「公的介護保険」である。わが団体が"指定居宅サービス事業者"として手を上げるか否か、さまざまに議論が交わされてきた。

 

コミュニティ活動から福祉活動へ

そもそも私がこうした活動に足を踏み入れるきっかけとなったのは、地元の常磐自動車道路建設にかかわる住民運動だった。

 

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一九七〇年、緑とやすらぎを求めて流山の地に移り住んだ翌年、突然降って湧いた建設計画。私たちサラリーマンも愕然とした。そしてその後一〇年にわたる住民運動で地下建設方式に成功し、わが国初の「道路の上」の緑多き公園が誕生した。この時一緒に活動したサラリーマン仲間一〇名が、その後、退職後をにらんで「サンデーカンパニー」つまり週末だけの会社を設立。本業に迷惑はかけな

 

 

 

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