日本財団 図書館


目的は共同運営。独自に構築した「草の根連合」

国道12号線に沿った空知平野に散在する五町一市の首長が手を結ぶ「中空知五町一市広域介護保険推進協議会」が現在の形にまとまったのは昨年十二月。平成八年度に奈井江町と浦臼町が介護認定審査判定調査などを共同で実施したのがきっかけとなり、新十津川、上砂川、雨竜の三町を合わせた五町で結成し、その後、歌志内市が参加した。

協議会の目的は過疎・産炭地の実情を踏まえて保健・医療・福祉の有機的連携を図り、介護保険をスムーズに実施できるように準備することだ。すなわち、1]広域介護認定審査会、介護支援専門員の養成、ケアプラン、ケアマネジメントなど要介護認定の試行、2]過疎地における民間サービス展開の条件研究、3]介護保険施行が市町村にもたらす事務負担と財政負担の検証と軽減対策の研究、4]広域的介護保険システムの研究などである。

四月十六日に開かれた協議会の翌日の北海道新聞は、その内容を次のように報じている。

 

中空知5町1市 人口調査表

035-1.gif

平成7年は国勢調査。12、17年は推計。(中空知市5町1市広域介護保健推進協議会資料より)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION