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喜・涙・笑 ふれあい活動奮戦喜

 

 

ハートフル・みやしろ(埼玉県)

行政や社会福祉協議会から応援してもらったおかげで順調なスタートが切れました

 

「二月に設立準備総会として、三回ほど説明会をやったんですが、当初は、五、六人しか来なかったらどうしようと心配していました。でもフタを開けたら、合計で一八〇人余りも集まってくださって、イスが足りないくらいの盛況ぶり。ああ、こんなにも関心のある人がいるんだ、なんていい町なんだと、感動しました」

説明会では、私も含めて準備委員四名が、参加のきっかけや現在の気持ちを語ったんですが、寝たきりの姑の介護によって、こうした団体の必要度を実感したという話や、初めは何となく出席しただけだったが、次第に何かできるのではないかという気持ちを抱きはじめたという感想、また、ある人は過去の経験から、無償ボランティアの限界を指摘したりと、様々な立場から、この団体に懸ける思いをお伝えすることができたのはよかったと思います。とにかく、こんなに多くの人たちが関心を持ってくれたのは、準備委員の努力はもちろん、行政や社会福祉協議会(社協)の応援もあったから。説明会の開催にあたっては、町の広報紙に載せてもらえましたし、社協でも、登録ボランティアさん、あるいは社協で実施したボランティア講座やホームヘルパー養成講座の受講者に通知を出してくれました。そういう意味ではすごく恵まれていましたね。おかげさまで、すでに八五名の正会員と二三名の賛助会員が集まったんですよ」

 

設立総会を目前に控えて、準備に追われるていたある日、弾んだ声でこう話してくれたのは、発起人であり、代表を務める井上恵美さん。

 

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