(74) 近隣との不和
孤島や山奥の一軒家でもない限り、近隣の人とは嫌でも何とか折り合いをつけて暮らさなければなりません。それを避けて別の所へ転居したところで、そこにもまだ気に喰わない人が住んでいるかもしれません。
殊に団地やアパート等の集合住宅の場合は住みづらくなることも多いことでしょう。夜遅くの水道の音、人の足音、ドアの開閉、料理のにおい、洗濯物の干し方、掃除機の騒音、テレビやピアノの音など挙げていけば切りがないほど気になることはあるものです。
でも、そうしたことをあなたが不快に思う以上に相手もそう感じているかもしれません。人には自分がそうであるように、その人なりの生活信条や人生があり、誰にもそれを変更させることは出来ないのです。
人間はもともと群れて暮らす動物なのです。自分の家族だけで固まって暮すのも良いのですが、少々のことは近隣の人と共有して生きる方が多分得るものは多いように思います。