(75) べビースイミング
水泳にかぎらず、幼い頃からいろいろな技能を学習することは、それなりの効果があります。しかし、当の子どもが、そのことにやる気持ち、楽しさを見出していることか絶対条件で、親が押しつけるものではありません。
そして、スポーツは、子どもにとって安全で楽しいものでなければなりません。子どもに泳ぎを教えるのでなく、母と子どものコミュニケーション、即ち、水を通しての遊びの一つとして考えるとよいでしょう。
ふつうには、乳児は顔が水中に入ったとき反射的に呼吸を止めますが、このようなことを続けていると、少しずつでも水が体に入るので、極端なときには水中毒(吐いたり、ぐったりします)を起こすことがあります。
水泳をおぼえることが出来るようになるのは、4〜5歳以降と考えて、あくまで子どもと1対1で裸のつきあいを楽しむようにしましょう。
(76) 数や文字を教えてよいか
3歳を過ぎた子が知りたがっているのでしたら、数や文字を教えても良いと思います。年長の子の勉強の真似をしたり、テレビのアニメやコマーシャルの文字を見覚えるなど、かなり早いうちから文字や数に親しむ機会は多いものです。
知りたがっているときは、丁寧に、そして楽しく覚えられるようにしてあげましょう。その一方、小学校入学時になって、やっと関心を持つ子もいます。外遊びの好きな活発な子によく見られます。