(72) 父親が叩く
そのお父さんはどんなとき、どんなきっかけで我が子を叩くようになったのでしょうか。子どもを叩いて躾(しつけ)るのを決してお奨めはできませんが、男の子の場合、生涯に1度や2度は叩かざるを得ないこともあるのではないかと思います(無論、深い愛情と子育てに責任を感じているという前提があってのことなのですが・・・・・・)。
更にそのお父さんはどんな子ども時代を送り、今の仕事は、そして家庭の中はうまくいっているのでしょうか・・・・・・。
その子が明らかに父親を拒否していたり、身体に叩かれた痕跡が見られるのでしたら、警察や児童相談所への通報が必要になります。
(73) 祖父母が甘やかす
乳幼児は、そこにいるだけで大人たちを和ませる存在です。ましてその子が自分の孫であれば、その可愛さ、いとしさはそれこそ「眼に入れても痛くない」ということになります。
高齢・少子化社会で、祖父母・曽祖父母そろって健在という場合も珍しくない時代ですから、孫はますます甘やかされがちです。孫の喜ぶ顔を見たさに、高価な玩具や持ち物を望まなくてもプレゼントされたり、育児方針をめぐって嫁の立場にいるお母さんと行き違いが生じ、離婚に及ぶこともあります。
一方で、今は若い両親だけでの子育ては困難が多いことも事実です。そこで育児の応援団は1人でも多い方が有利だと割り切ること、プレゼントはクリスマスと誕生日にだけお願いするなど、感謝の意を先に伝えておいてから、両親の気持をきっぱりと話してみてはいかがでしょうか……。