そして歯の痛みのためにしっかり食べ物を噛むことが出来ず、いろいろ障害が出てきます。
歯が出始めたら、規則正しい食事の時間と、食後の口のすすぎなどの習慣を身につけさせたいものです。
(71) 鼻血が出やすい
子どもは、鼻血をよく出します。これは、鼻の中の粘膜が大人のそれより非常に傷つきやすく、とくに細菌の感染によっておこる炎症は、子どもの90%におよぶといわれているほどです。
乾燥した空気、ほこりや細菌によって粘膜に傷がつくと、鼻の中がむずがゆいので、つい指を入れてしまいます。そしてこすったりするため、傷をひろげ感染まで引き起こす(例:とびひ)わけですから、そのあたりの注意(例:指先の清潔、爪切り)を普段からしておきたいものです。
また、かぜをひいて、くしゃみをしたりしたときには、粘膜が傷ついて出血します。鼻血の最もよく出る部位は、鼻の入口に近いところで、そこには血管がたくさん集まっており、さらに粘膜が敏感です。
ただ、なかなか血が止まらないとき(15分以上)は、かかりつけの医師に相談しておきましょう。