乳児の難聴は、呼んでも振りむかない、大きい音にも反応しないということで、気がつくことかありますが、軽いものは見落されやすいものです。
乳児では、あやして笑えば心配ないといわれています。そして名前を呼ぶと顔をあげるなど、動作によって判断できます。逆に、動作がにぶいときには、難聴にも気をつけましよう。
聴力障害があるときは、言葉の発達のおくれがみられます。したがって言葉のおくれがあるときは、必ず聴力の検査を受けましよう。
生後、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)とか、髄膜炎、中耳炎などの病気によって難聴になることがありますので用心したいものです。
聴力障害が発見されたら、早い時期から補聴器の使用が必要なことがありますので、早めに専門的な対策をたてます。
(69) 目やに
結膜炎とか、眼瞼炎、るいのう炎などといった病気から起こることがあります。
また、春のはじめのころのほこり、細菌などの多い季節にも、見受けられる症状です。
子どもは、うっとうしいのとかゆみで、つい手でこすって、目のまわりまでかぶれて赤くなってしまいます。ことに、白眼まで赤くなっていたり、上まぶたと下まぶたが、目やにでくっついたりしていたら、医師に相談してください。