(67) アトピー性皮膚炎
生まれつき過敏な体質で、皮膚がただれたりカサカサして、かゆくなる赤ちゃんがいます。このようなとき、アトピー性皮膚炎ではないかと心配しますが、本態がよくわかっていません。しかし診断としては、親きょうだいなどの親族に、同じような体質の人がいること、そして湿疹の特徴は、2〜3カ月頃から、顔から全身に及び、次第に肘や膝の内側などすれるようなところに限局していくことで、とくにかゆみのあるのが根拠になります。
特定の食物をとると症状がひどくなるときは、それを中止しますが、食物は発育期の赤ちゃんにとっては欠かすことができないので「除去食」は要注意です。特定の食物を中止するときは、その栄養品に変わる食物を、必ず与えなければなりません。
治療の第一は肌の手当てです。肌の汚れが原因にもなるので、石鹸で洗い流し、そのあと症状によって、クリームや軟膏などで肌を守ります。塗りくすりを使うときは、必ず肌をよく洗ってからにします。
(68) 難聴
生まれて間もないころは、大きな音に対して目を閉じる(閉眼反射)反応がみられます。生後1カ月頃になりますと、母親が声をかけると、泣きやむようになってきます。