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はっきりとよくない事を伝え、その思いのよりよい表現方法を伝えていきます。欲求不満や不快な心を発散させている時にはギューと抱き締めたり、スキンシップ、ふざけっこ、体を存分に動かして遊ぶと気分を発散できる事もあります。

エスカレートしたり長びく場合は、欲求不満が蓄積されているとか、常に乱暴な扱いを受けているなど、家族の協力を得ることも必要になってきます。

言葉でうまく伝えられずとっさの行動が乱暴になってしまう子、理由もなく乱暴してしまう子などは振り上げた拳を掴んで阻止できる距離に大人がいる事など環境を配慮しながら、よりよい方法での人との関わり方を伝えていきます。

 

(42) わがまま

自己主張できることはすばらしいことです。自分を出し、相手の気持ちを受け入れながら人との関わり方を身につけていくのです。

その最初の相手が、お母さんであり家族です。話してくれるのが嬉しくて可愛くて、「反抗期で難しくて…」といっているうちに、何時の間にか泣いてわめいて主張を曲げない子に育っていることがあります。

今までの関わり方を変え、新しい方法を子どもにわかってもらうには大人の努力が必要です。

 

 

 

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