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(39) 下の子をいじめる

お母さんにたっぷり甘えられて母子関係がうまくいっていた子ほど、下の子への関心は高まります。赤ちゃん帰りをして大好きなおかあさんを求めるのでなく、甘える場をとられ、じっと下の子と母親のその姿を見、我慢して自分を押さえているのです。

下の子をかばい「お兄ちゃんでしょう」と叱ったり我慢させたり、待たせる事がよけい赤ちゃんを妬ましさや憎い存在にしていくようです。

「赤ちゃんのウンチ臭いね」「○○ちゃんをみてるよ」等、赤ちゃんの存在や気持ちを具体的に教えたり、周りの大人と一緒に世話をしたりしながら、またお手伝いを頼んだりして共に赤ちゃんを育てる姿勢づくりを。

それには上の子と一緒に遊んだり、「○○ちゃん、御飯たくさん食べていい子だったね。大好きよ」「待っていてくれてお母さん助かったよ」とギューと抱き締めたり、よい面を意識的に褒めたりしてしっかりと心を受け止め、心の安定を持たせていくことです。

 

 

 

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