赤ちゃんの知恵づきや食欲の変化を母親に理解させ、母親の気持ちを落ち着かせることも大切です。
この時期に無理強いをすると、本格的なミルク嫌いになってしまいます。自然にまかせて待っていると、まだ哺乳量が自然に増えてくることが多いようです。
(18) 離乳食を嫌う
2、3か月ころから、果汁やスープを与え、ミルク以外の味やスプーンに慣れさせるという離乳の準備が不十分のまま、急に離乳食を与えたり、食べる量や質ばかりに熱心になってはいないでしようか。
心地よい乳首とちがって、突然スプーンで口にはこばれるのです。赤ちゃんは最初は驚いて舌で押し出すことがありますが、口に含まれた味にアレッと押し出す動きをとめ、果汁やスープを味わいだします。そして、次を求めるしぐさをします。初めての経験をする赤ちゃんの気持ちに添ってゆっくり、楽しみながらすすめていきましょう。
なかなか食べないことにあせったり、折角作ったのにと押しつけになったりすると、赤ちゃんは食事への意欲をなくし、口をつぐんでしまいます。
日を改めたり、調理形態を見直して、根気よく挑戦していきましよう。最初のうちはなんらかの抵抗があるのが普通です。