母乳を先に飲ませるとミルクを嫌がることがあるかも知れません。その場合に、母乳とミルクを1回おきに飲ませてもよいでしょう。また、母乳が午前中は出るけれど、午後からは出ないときには、午前中は母乳だけにして、午後からはミルクという方法もあります。
母乳の分秘がまったく期待できないならば、ミルクだけとなります。ミルクのときも、母乳のときのように、しっかり抱いて飲ませてください。
いずれにしても、母乳を最優先にして飲ませ、足りない分をミルクで補うことを原則に、母乳の出具合い、子どもの成長、個性に合った取り入れ方をしましょう。
(17) ミルク嫌い
ミルク嫌いは、混合栄養をしていて2〜3か月ごろになって、母乳は飲むがミルクはいやがるという形で現れます。母乳の出が増えることもありますが、知恵がついてきて、味の違いや吸い方の達いがわかってくることもあるでしょう。
また、食欲中枢の機能が出てきて、飲む量のコントロールがおこり、食欲の自己調整からミルク嫌いに見えることもあります。
体重増加が普通かあるいは多い場合には、無理にミルクを与えないで経過をみます。体重の増加が低調になっても、赤ちゃんが機嫌がよければ同じように様子をみます。