日本財団 図書館


(12) ねごと、歯ぎしり

1・2歳といった幼いころは少ないのですが、3歳前後から、昼間の興奮が強すぎるときに多く出る症状です。楽しい興奮のときは"ねごと"、悲しい・くやしい興奮のときには"歯ぎしり"になりやすい傾向があります。

興奮は、親とか友だちとの接触の際に起こるわけですが、その子どもの体調が少し落ちているとか、心に不満などからくる波立ちがあるときは、特に強く出るものです。

熱がないか、食欲はあるか、便の状態はどうかなどを調べて、それを整えるとともに、心の波立ちを静めるためのスキンシップが必要でしょう。

また、歯がはえはじめたころに、新たに自分の持ち物を発見して、その感触を確かめるように歯ぎしりをくり返すことがありますが、成長とともに、関心が他に移っていき、自然になくなっていきますので心配いりません。

 

(13) 乳を吐く

1〜2か月の赤ちやんは、乳を飲むときに呼吸を止めないので、空気も一緒に胃の中に飲み込んでいます。そして胃の入口が十分に締まらないために、空気がげっぷとして出る時に乳も一緒に吐いたり、ダラダラと乳を口から出すことがあります。この場合は、赤ちゃんは機嫌がよく心配はいりません。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION