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(11)夜泣き、夜驚

寝入ってしばらくすると、突然泣きだし、おむつをみたりミルクをあげたりしても効果がなく、どうしても泣き止まないで親を困らせる場合を「夜泣き」と呼んでいます。

また、大声で叫ぶ、激しく手足を動かす、飛び起きたりするのを「夜驚」と呼んでいます。幼児から学童期にみられます。

夜泣きは7〜9か月ごろに最も多くなり、1歳半ごろまで続くことがあります。睡眠のリズムが確立されるにしたがって、だんだんなくなります。

原因としては、寝る前の興奮や、暑苦しい、騒がしい、明る過ぎるという環境が影響することもあります。

対策としては、昼間の生活を工夫して、遊びや散歩で快い疲れを感じさせ、眠る前にははしゃぎすぎないなどの配慮も大切です。

夜泣きに対しては、静かに声をかけたり、軽くたたいたり、抱っこしてあやすなど、その乳児の様子に応じて対応します。いろいろなことをしているうちに、やがて眠ってしまうことが多いものです。

 

 

 

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