(8) 動作が遅い
「さあ早く着替えて!」「カバンをまた放りっぱなし!」と言ったり、「ドジ」「グズ」と指示や禁止、否定の言葉が多くありませんか。
喧しく干渉されると、次第に自ら動こうとする意欲がなくなって、ダラダラして指示や援助を待つ子になります。「着替え終わったらカレーライスが待っているよ」「カバンはここに片付けようね、ほら気持ちがいいでしょう」等、次への期待を持たせたり、大人ののぞむ方法や気持ちを話してあげましよう。子どもも動きやすく、明るく積極的になります。
子どもの姿がいつもと違うようであれば、健康面、情緒面で何かがあって意欲がわかないのか、目的や方法がわからないのか、目的に興味がわかないなどの原因が考えられます。甘えられないなど大きな不安や不満を抱えていると、言葉がけや周りに起こっていることが目や耳に入らず、心も動かなくなりがちです。
健康であって、何を今すべきかわかっているのに時間が掛かる子は、じっくり型、のんびり屋さんなのか、年齢によりますが次の行動を知らせ見通しを持てると、また違った姿もみられます。
(9) 風呂をいやがる
裸になっても逃げ出すほどの年齢になると、それなりの理由も考えられるから、これ持って入ろうなどと子どもの対応も考えやすいのですが、ただ泣くだけの赤ちゃんの場合には、思い当たる原因をまず考えてみます。
お風呂のなかに落ちてしまった、熱いお湯、長湯、無理強い、関わり方の違い、空腹、眠い、洗髪、のどの乾きなど、不安や驚き、動揺、おびえなどのことがなかったですか。