(2) 赤ちゃん言葉
1歳前後には「マンマ」「パパ」「ブーブー」など言葉が出始めます。成長するにしたがって御飯、お父さん、自動車へと変化していくのですが、周りの人達が可愛いからと赤ちゃん扱いをして一緒になって「クック、オンモイコウネ」「チェンチェー 4チャイデチュ」というような言葉を使っていると、何の違和感も感じないままいつまでも赤ちゃん言葉です。
言葉をしつこく注意したり、言い直させたり、笑ったりすると、反発して話さなくなります。話を聞き入れながら、さりげなく正しい発音でゆっくりはっきりと話していくと、何時の間にか言葉が変わってきます。
また、下に赤ちゃんが誕生して急にお兄ちゃん扱いされたり、欲求不満な心を抱えている時等に出るサインとして、赤ちゃん言葉を使うこともあります。そのようなときは、母親を独り占めできる時間を意図的に作ってあげて、心を受け止め、スキンシップなどを通して「私の大好きな可愛い子」を感じとらせるようにしてあげるとよいでしよう。
(3) 発音がおかしい
"マ""パ"など唇音は発声しやすく真似しやすい音ですが、力行やサ行は難しく、タ行に。よく聞いていると、ハが「オアヨウ」、タが「クラサイ」などと発音していることがあります。
うまく真似られないのでしょう。言葉の発達段階においてはよくみられることです。