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7] ほめ方・叱り方、おもちゃの与え方、早期教育などしつけや教育について

8] おむつや夜尿などの排泄に関すること

9] 授乳の時間と量、ミルク嫌いなど授乳について

10] 睡眠時間、夜泣き、うつ伏せ寝の安全性など睡眠に関して

これを見ると、育児相談といっても内容的には実に多彩で、こうした多種多様の相談を受ける側は、かなりの知識と経験が必要であることがわかります。また、特別な場合を除いて相談員は保育に従事していますから、精神的・身体的負担が少なくありません。しかしながら、相談員が疲れていたり、他のことで頭がいっぱいの状態では、到底相手の相談を受け入れることはできません。ですから、育児相談を担当する相談員は知識や経験に加えて、自らの健康に留意する必要があります。そのためには身体の健康を維持するだけでなく、自身の不満や悩みといった精神的な不安要因はできるだけ速やかに解決できるように、自らの心身の健康をコントロールするように常に心がけることです。心身が健康であって、はじめて適切な相談ができるということを忘れないでほしいものです。

 

注)

(1) 「保育所における子育て相談に関する調査」平成9年 社会福祉法人日本保育協会

 

 

 

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