3] 個別性
相談内容を整理分類したり類型化したりすることはできますが、実際の相談に当たっては、その個別性、独自性に配慮しなければなりません。
助言指導も、本に載っているような一般論ではなく、その相談内容の特性に合ったものでなければ依頼者の期待に応えることはできません。
4] 自己決定
問題解決の最終的な判断は、依頼者がするのが原則です。相談員は、情報を提供したり助言をしたりしますが、強制的な指示をしてはなりません。相談員は援助はしますが、問題は依頼者自身が主体的に解決するように助言します。
5] 秘密保持
守秘義務は、相談員に課せられた基本的な倫理です。プライバシーの尊重は、相談に携わる者の常識といってよいでしよう。これは、相談員と依頼者の信頼関係の基底となるもので、これが守られなければ、相談は成り立ちません。