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気象画像情報もまた、左上と右下の緯度・経度の座標で囲まれた領域として管理し、その中で南北、東西ともに狭城なら2.5km、広域なら10.0kmに相当するある一定の緯度・経度の単位で4段階のエコー強度情報を有したメッシュ状のデータを表示する。この両者の関係を図4-10に示す。なお、観測時刻については固定画面制御部にて描画する。

 

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図4-10 イメージメモリと気象画像の関係

 

図4-10より、気象画像情報を構成する最小単位の2.5km四方のメッシュに相当するイメージメモリ上でのドットサイズと開始点が求まる。メッシュ区画を示す外枠をまず描画し、その外枠の中に、エコー強度に相当するシンボルを描画する。

該当する処理は地図描画部のグラフィック画像描画処理、固定画面制御部の文字列描画処理である。

 

(d)過去の気象画像表示時における処理

過去の気象画像を順次表示切り替える機能が存在するが、切替イベント発生時から該当の気象画像描画処理を開始したのでは、切替処理に時間を要する為、データ表示部内に存在する気象画像データは、1回の地図描画の際に最新、1回前、最古の3種類をすべて行っておくこととする。

該当する処理は地図描画部のグラフィック画像描画処理である。

 

(e)気象画像の地図重畳表示

地図重畳表示とは、ベースとなる標高と地理的にその上に重なる道路、空港シンボル等を1つの地図画像として表示することをいう。

 

 

 

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