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地図重畳表示の為に、データ表示部内は図4-11の通り、標高、道路等のデータに対応した階層構造からなるプレーン(表示用メモリ)を有し、それらをスーパーインポーズ処理して映像化している。標高プレーンを除き1つのプレーンには1色しか割り当てることができない。例えば、道路、鉄道、河川を異なった色で表現するためには、3つのプレーンが必要となる。気象画像情報は、メッシュ区画を示す外枠(白色)と、その区画内のエコー強度に相当するシンボル(ピンク色)の色を違えて表示する必要がある為、2枚のプレーンが必要となる。更に、過去3回分の気象画像情報を瞬時に切替表示する為に、都合6枚のプレーンを使用して行う。

該当する処理は地図描画部のグラフィック画像描画処理である。

 

181-1.gif

図4-11 ィメージメモリの構造

 

(f)地図縮尺切替時における処理

地図の縮尺切替操作があった場合には、演算制御部から縮尺切替コマンドを地図描画部へ出力する。地図描画部では選択された地図の縮尺が1/100万、1/200万時には広域データを、1/20万、1/50万時には挟域データをそれぞれ描画する。

該当する処理は演算制御部のキー操作解析処理、地図描画部のグラフィック画像描画処理である。

 

4.6.2 METAR情報提供

METAR情報は、文字情報としてデータ表示部のテキスト画面にて文字表示する。データフロー図を図4-12に示す。

 

 

 

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