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表4-14 気象画像の種類と地図縮尺の関係

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(c)気象画像の表示色

気象画像を地図上に重畳表示させかつパイロットに直感的に把握させるためには、背景色である地形色とのコントラストが大きなポイントとなる。

地形がカラー表示であることより、メッシュ区画を示す外枠を白、エコー強度を示すシンボルをピンク色で表示する。

さらなる試験評価を実施するために、データ表示部の既存機能である、FADE機能(地形色の輝度を低下)と白黒表示機能(地形色を白黒表示)を使用することで、気象画像のコントラストを向上させることが可能である。

 

(2) 喚起音の出力

データ受信時には、データの到着を知らせる喚起音の出力機能を有しており、喚起音出力のON/OFF切替えが可能である(4.9.5項参照)。

また、本情報は天候の良い時には、変化が無いデータを受信する場合があるが、その場合でも喚起音ON時にはデータが到着したことを知らせるために出力するものとする。

 

(3) 気象画像情報の保持

受信したデータの内、観測時刻を基にした最新のものと過去2回分までを保持する機能を有する。時間経過に伴う気象画像の変化を見るためにはデータ表示部上のキー操作によって、過去の画像から最新の画像へ自動で連続的に切替表示する。

 

4.4.4 METAR情報

 

(1) 情報の提供

受信したMETAR情報をデータ表示部のテキスト画面に文字表示する機能を有する。また、METAR情報を受信した際には、NAVモードのマップ画面上上部に「MET」と表示し、パイロットがその内容を画面表示し確認するまでは未読情報が存在することを示すために消えないものとする(表示画面は4.9.2項参照)。

 

(2) 喚起音の出力

データ受信時には、データの到着を知らせる喚起音の出力機能を有しており、喚起音出力のON/OFF切替えが可能である(4.9.5項参照)。

 

 

 

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