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J.1.2.1 マルチキャスト・パケット

 

TYPE_MULTICASTは短圧縮パケットとする。NSAPは、マルチキャスト・パケットを使用している場合は既に定義済みかまたはダイナミックに定義されている可能性がある。既定のNSAPかどうかは、圧縮短パケットのインデックス番号を使用して判定する。既定のパケット・タイプを使用するマルチキャスト・モードで作動している場合、NSAP相互参照へのインデックスが既に分かっているため、TYPE_UNCOMPRESSED_CLNPパケットは絶対に使用してはならないものとする。ダイナミックに定義したNSAPをマルチキャスト・パケットに使用する場合は、マルチキャストNSAPを持つTYPE_UNCOMPRESSED_CLNP初期化パケットを送信するものとする。

 

注)TYPE_UNCOMPRESSED_CLNPの使用例の1つに、気象情報を要望するすべてのホストを示す宛先NSAPと、CAA気象プロセッサから発せられるデータを示す発信源NSAPとを持つ気象ブロードキャストがある。

 

J.1.2.2 非圧縮CLNPパケット

 

TYPE_UNCOMPRESSED_CLNPタイプのパケットは、最初のバイトを元のCLNPパケットに割当てられたインデックス番号と置換えて送信されたその元のCLNPパケットとする。

 

J.2 圧縮規則

 

注)次に記述する圧縮及び圧縮解除規則は、機上及び地上両方のVDLとモード3装置に適用される。両方とも(機上VDLモード3のブロードキャストの有用性についての判断は必要であるが)ブロードキャスト圧縮を要求すると想定している。

 

・CLNPバージョン・フィールドが1でない場合、そのパケットはTYPE_CLNPとして送信するものとする。

・CLNPパケットがデータまたはエラー以外のタイプである場合、パケットはTYPE_CLNPとして送信するものとする。

・セキュリティ・オプションがATNトラフィック用に既定したとおり符号化されていない場合、CLNPパケットはTYPE_CLNPとして送信するものとする。優先順位オプションが14より大きい値で存在する場合、CLNPパケットはTYPE_CLNPとして送信するものとする。

 

注)現在では、このパケットは圧縮に適していないとの判断がある。

 

・当該NSAPペアがインデックス番号に対応していない場合、CLNPパケットはTYPE_UNCOMPRESSED_CLNPとして送信するものとする。

 

 

 

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