I.5 VDLモード3パケット層の処理
I.5.1 一般的要件
I.5.1.1 チャネル番号のプール
1.5.1.1.l XNIは複数のSVCチャネル番号プールを維持するものとし、DCE/DTE(ISO 8208)インタフェースは1組を使用する。その編成、構造及び使用については、ISO 8208標準に定義のとおりとする。その他のチャネル・プールはADCE/GDCEインタフェースで使用するものとする。
1.5.1.1.2 GNIは、各地上DTE/ANIペアごとに1〜3の範囲内で一時的チャネル番号のプールを管理するものとする。GNIが生成したCALL REQUESTには、地上DTEのアドレス及びその地上DTEのプールから割当てられた一時的チャネル番号を含むものとする。GNIは、まだ呼出し要求(Call Request)状態にあるSVCに割当てられた一時的チャネルを再使用してはならない。ANIは地上DTEアドレスを使用して、各種の地上DTEが使用した一時的チャネル番号を識別する。同じ地上DTEからの以前の要求で使用されたのと同じ一時的チャネル番号を持つGNIからCALL REQUESTパケットを受取った場合(すなわち、機上DTEがまだその呼出しを受入れていない場合)、その最新の要求はANIが廃棄しなければならない。
注1)一時的チャネル番号の使用によりGNI は、特別なDTE及びANIの組合せに対して同時進行中のCALL REQUEST を、上限3つまで持つことができる。また、この番号の使用によりGNI及びANIは、割当てられたチャネル番号が知られる前にチャネルをクリアすることができる。