6.3.3 アルゴリズム版数
デフォルトを使用しない場合は、表3-65によるXIDパラメータを使用するものとする。
6.4 手順の概要
6.4.1 リンク確立
6.4.1.1 リンク初期化
網初期化(3.7.2.1.1項)時、機上LMEは音声ユニットに、LMEの網初期化手順の一部として網パラメータを提供するものとする。これらのパラメータは、スロットID及びスケルチ・ウィンドウとする。
6.4.1.2 網加入
網加入時、機上LMEは音声ユニットに、ローカル・ユーザIDパラメータを提供するものとする。
6.4.2 タイミング
音声フレームは、この音声フレームに分析及び合成機能は基づいているが、V/D(音声)バースト伝送のタイミングに同期するものとする。音声伝送を受信する場合、音声ユニットは、受信したV/D(音声)バーストから音声フレームのタイミングを得るものとする。
6.4.2.1 伝送遅延
V/D(音声)バーストの伝送時、そのバーストには、送信後150ms以内までの無線機に対する音声入力の分析表現が含まれるものとする。
注)この遅延バジェットには、地上ネットワーク機能に対して上限45msまでの追加遅延を含む。
6.4.2.2 受信遅延
合成機能の結果としての音声出力は、V/D(音声)バーストの受信後55ms以内に利用可能とする。音声は、最大のクロック・タイミング・ドリフトと結合した伝播遅延における最大変動を処理して、ボコーダ合成クロックがPTTサイクル全体を通して一定周期に留まることを保証するため、十分に遅延するものとする。
注)遅延バジェットは、地上ネットワーク機能に対して45msまでの追加遅延を含む。