図3-6　VDLモード3のリンク制御フィールド

　

3.6.2.3.1　フレーム・タイプ

　

フレーム・タイプ・サブフィールドは、当該フレームに内蔵される情報の目的を識別する。　INFOフレームはユーザ・データを搬送する。ACKフレームはフレームの適正な伝送を示すために、また、CTRLフレームはリンク制御情報を伝達するために、それぞれ使用するものとする。

　

3.6.2.3.2　優先順位

　

優先順位サブフィールドは、フレーム処理の優先順位を提供する。ATNが支援するw16レベルの優先順位は、表3-57に示すとおり2ビットのフィールドで符号化するものとする。CTRL_CMD、CTRL_RSP及びACKの各フレームは、常に管理優先順位であるため、常時優先順位サブフィールド内に2進値11を含むものとする。優先順位フィールドは、図3-6に示すビット5が最上位ビットとなるように符号化しなければならない。

　

表3-57　VDLモード3/ATNの優先順位マッピング

注)ATNの優先順位レベルをVDLモード3のサブネットワーク内部の優先順位レベルに優先順位マッピングすることは、ローカルな国家的問題である。

　

3.6.2.3.3　モアフレーム

　

このMFサブフィールドは、更にフレームが後続することを示すためフレームのグループ化処理の間は「1」と符号化し、現在のフレームがグループ化したフレームの最後のフレームである場合は「0」と符号化するものとする。

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