3.6.2.4 データ制御フィールド
データ制御フィールドは、6ビットの地上サブネットワーク・アドレス・サブフィールドと、それに続く10ビットのデータ長サブフィールドで構成するものとする。ACKフレームにはデータ制御フィールドはない。
3.6.2.4.1 地上サブネットワーク・アドレス・サブフィールド
地上サブネットワーク・アドレス・サブフィールドは、地上ユーザと交信するための地上サブネットワーク・エンティティの識別に使用する、独自の6ビットの数字を持つものとする。「未知のサブネットワーク・アドレス」を表示するため、2進値000000を保存しなければならない。これは、機上DLSがまだ、使用する適切なサブネットワーク・アドレスを知らない可能性がある場合の、接続確立の段階の間に使用する。
注)地上サブネットワーク・アドレスは、ルーティングドメイン間のハンドオフの間にリンク層が独自にサブネットワークを識別して、現在または次世代の機能に関するパケットかを処理することができるように、隣接する機能に固有のものでなければならない。
3.6.2.4.2 データ長サブフィールド
データ長サブフィールドは、情報フィールド内に含まれるオクテットの数を表す10ビットの数字を持つものとする。
3.6.2.5 情報フィールド
情報フィールドは、ユーザ・データを含むものとする。このフィールドは、ACKフレーム用に提供してはならない。
3.6.3 データリンク・サービス・システム・パラメータ
DLSサブレイヤに必要なパラメータは、表3-58に記載し、3.6.3.1項〜3.6.3.3項に詳記するとおりとする。DLSパラメータは、デフォルト値を使用しない場合、CTRLフレームの交換により決定するものとする。