3.5.3.3 カウンタNM1(最大リトライ数)
NM1カウンタは、ランダム・アクセス予約要求メッセージの最大再送信回数とする。このNM1カウンタが超過次第、その旨をLME(3.7項)に通知するものとする。
3.5.3.4 パラメータRR(予約要求ランダマイザ)
パラメータRRは、それにより無作為にタイム・スロットを選択して、予約要求メッセージを送信するために利用可能なタイム・スロットの数を規定する。
3.5.3.5 パラメータRE(網加入要求ランダマイザ)
パラメータREは、それにより無作為にタイム・スロットを選択して、網加入要求メッセージを送信するために利用可能なタイム・スロットの数を規定する。
3.5.3.6 パラメータRL(網離脱ランダマイザ)
パラメータRLは、それにより無作為にタイム・スロットを選択して、網離脱メッセージを送信するために利用可能なタイム・スロットの数を規定する。
3.5.3.7 パラメータW1R(予約要求再送信遅延最小値)
パラメータW1Rは、機上無線が予約要求メッセージの再送信を試みる前に待たなければならないMACサイクルの最小数を規定する。
3.5.3.8 パラメータW2R(予約要求再送信遅延最大値)
パラメータW2Rは、機上無線が予約要求メッセージの再送信を試みる前に待たなければならないMACサイクルの最大数を規定する。
3.5.4 方式の概要
媒体アクセスは、3.5.2.1項に示すタイミング構成上の制限事項を遵守することに加え、この項で記述する方式も遵守するものとする。
3.5.4.1 タイミングの獲得及び維持
3.5.4.1.1 主タイミング基準(Primary Timing Reference)
機上VDLは、そのよタイミングを、その配属ユーザ・グループ及び地上局コード(GSC)に対応した受信Mアップリンク・バースト(3T構成の場合はLBAC11、3S構成の場合はLBAC7、9または11のいずれか、その他の構成の場合はLBAC5)から導出されるものとする。タイミング基準点は、その配属ユーザ・グループに対応したMアップリンク・バーストの同期シーケンスの第1受信シンボルに基づいて確立するものとする。伝送バーストに対するVDLの媒体アクセス機会は、表3-49及び表3-50に示す伝送シンボルにより、この基準に関連して設定するものとする。