日本財団 図書館


トレーニング・シーケンスの送信機Ramp Up及びパワー安定化コンポーネントは、t=0からt=5.0までを通して定義されるものとする。同期シーケンスの送信は、t=5.0で開始する。RFパワーは、t=0時間より前で、t=2.5及び5.0間の公称出力パワーの90%より大きい-60dBcとする。時間(t)は、そのシンボルの開始時からのシンボル期間(95.2μsec)内で測定する。D8PSKのモード間の一貫性及び相互運用性のため、シンボルはすべて伝送しなければならない。

 

注1)このズペタトル整形は、レイズドコサインフィルタが±2.5シンボル期間で打切られる場合に同期シーケンスの最初のシンボルに先立って3つの000シンボルを伝送することにより、連滅することができる。

 

注2)AGCの整定時間は、最大限にすることが望ましい。t=2.0シンボルで公称パワーの90%を超えるパワーを持っための努力が必要である。

 

2.5.3.1.2 同期及び不定状態の解消

 

トレーニング・シーケンスの2番目のコンポーネントは、以下のようなS2*として知られる同期シーケンスで構成されるものとし、

 

000 001 101 100 110 010 111 100 010 011 101 000 111 000 011 001

これは左から右に伝送されるものとする。

 

注1)S2*シーケンスは、S2シーケンスと非常に密接に関連している(2.5.5.1.2項)。S2*の16シンボルの間における15回の位相変化は、S2における15回の位相変化より厳密にはそれぞれ180°大きい。この関係を使用すれば、両シーケンスを同時に捜索する処理を簡素化することができる。

 

2.5.3.2 システム・データ及びハンドオフ・チェック・メッセージ

 

非3T構成(3.5.2.4項)のシステム・データは、32個の伝送シンボルで構成されるものとする。96個の伝送ビットは、48個の情報ビットと、4つのGolay(24,12)符号語で生成された48個のパリティ・ビットを含む。3T構成(3.5.2.4項)のシステム・データは、128個の伝送シンボルで構成されるものとする。384個の伝送ビットには、192個の情報ビット及び16のGolay(24,12)符号語で生成された192個のパリティ・ビットを含む。3T構成のハンドオフ・チェック・メッセージは、40個の伝送シンボルから成る。120個の伝送ビットには、60の情報ビット及び5つのGolay(24,12)符号語で生成された60個のパリティ・ビットを含む。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION