この例は2V2Dであり、データのEOMを受信後、MバーストによりACKを返すまでの時間は、最短でも5スロットの間隔がある。(図4.4-1フレーム構成参照)しかし、3Tモードの場合、各スロットはVとDにダイナミックに割り当てられるため、一つ前の最終LBACであるLBAC#8で受信したメッセージに対し、LBAC#5のMバーストでACKを返す場合もある。
一方、機上におけるアクノレッジは、1MACサイクル後に送信するよう規定されている。(SARPs 3.5.4.4.2.1) このため、地上に於ける処理時間を検討すればよいと考えられる。表4.4.2-3にEOMを受信後、ACKを返すまでの時間配分を示す。