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4.4 TDMA制御部

 

4.4.1 Mバースト処理

 

2V2DについてMバーストの位置とその機能について図4.4-1に示す。管理バーストであるMバーストは奇スロットの第一バースト以外は全てダウリング方向に発射される。

 

083-1.gif

図4.4-1 2V2Dのバーストフレーム構成

 

この条件は、各ユーザーグループ毎に一定である。

このため、ユーザーグループ毎にタイミングを定めると、上位の処理は同一となり処理を簡潔化できる。これが論理的バースト接続チャネル(Logical Burst Access Channel:LBAC)の目的であると考えられる。

図の状態をLBACで表すと全ての各ユーザーグループに共通的に次の表4.4.1-1のとおり表現できる。尚、この条件は3T以外の標準レンジ構成すなわち3V1D、4V、2V2Dにおいても同様であるため、ファーム等の処理はこの情報をテーブルとして処理を共通化した。

実際のバーストを発生させる為には、この条件のテーブルに従って処理を行った後に実際の時間軸に変換することが必要である。データはシンボル毎に変調される為、時間単位をシンボル数に設定した。

また各ユーザーグループではLBAC#5が唯一の時間基準であるので、これを基準としてシンボル単位のタイミング管理を行うことで、この処理も共通化が可能と考えられる。各LBACのシンボル単位のオフセット時間と構成の対応を表4.4.1-2に示す。

 

 

 

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