・フランスがこの問題を解決するE-TDMA(エンハンスドTDMA)という方式を2015年以降のデータリンクとして提案。(もし、モード4、モード3が失敗した場合の代替とのこと)。
2.3 AMCP/WG-D10の討議内容
1999年1月に米国/ハワイで開催されたICAOの航空移動通信パネル・ワーキング・グループD第10回会議(AMCP/WG一D10)における検討概要を以下に示す。
2.3.1 議事項目1(イントロダクション及びアクション・アイテム(A/1)項目の確認)
各議事項目の討議に入る前にオープニング・セッションが行われた。
(1)FAA Mrs,Ann Tedfordによる開会宣言。
(2)議事項目及び会議の日程等の説明(会議に関する作業日程及び手順)及びWP概要説明。
(3)参加メンバーの自己紹介。
(4)ICAO事務局から以下の項目について連絡が行われた。
・AMCP/6
ANCが、 1999/03/23〜30にAMCP/6を開催することに同意。
議事項目は、
・AMSS SARPsの完了に関する報告
・WG/Bの作業報告
・VDL RF SARPsのレビュー報告
を予定。
・AMCP/7
2000年の初等にAMCP/7を予定しており、この時、VDLモード3及びモード4のレビューを計画予定。ただし、1999/09までにSARPsの安定が要求されている(その後の重大な変更等がないことを前提としている)。
・HFDL
ANCでHFDLのSARPsが承認された。
・特許
Annex10における特許に関するICAO事務局の作業状況説明。
WG/Aはこの件に関しAMCP/6で検討する方針を出した。
・VDLモード8に関する設計要求
Special Communications/Operations Divisional Meeting 1995 で出された “システム要件及び設計ガイドライン”がモード3に一致する事を保証することが、検証作業の一部として必要であることが確認された。