日本財団 図書館


第3章 監督者の割役

 

監督者は自ら職務を遂行するだけでなく、組織全体の業務が効果的・効率的に遂行されるように配慮する必要があります。本章では、組織における監督者の役割について考えてみましょう。

 

3-1 監督者の役割

 

組織においては、それぞれの職員がその職責に応じ、自らの役割を認識し、その役割に沿って職務を遂行しなければなりません。監督者は自ら業務を遂行するだけでなく、所管する組織の任務を達成するため、業務全体の管理・部下の統轄などの役割を担っていることを認識する必要があります。

(議論のポイント)

・監督者は組織においてどのような位置を占め、どのような役割を果たすことが期待されているでしょうか。

シート31 監督者の役割

 

3-2 監督者に求められる資質

 

公務も時代や社会の動きと無関係ではありません。時代や社会の状況が変化すれば、それに応じて公務もその活動を修正していかなければならず、監督者は、こうした変動に対して主導的な役割を果たす必要があります。

(議論のポイント)

・時代の変化に即して業務のあり方を修正するには、監督者はどのような資質を求められるでしょうか。

シート32 時代の変化と求められる資質

 

3-3 上司の補佐

 

監督者の重要な役割の一つは上司を補佐することです。中間管理職に位置する監督者がいかに上手に上司を補佐するかが、組織全体の効果的な業務遂行を左右します。

(議論のポイント)

・あなたは上司を補佐する際にどのような点に注意していますか。また、あなたは部下からどのように補佐されることを望んでいますか。

シート33 上司の補佐

 

3-4 同僚などとの連絡、協調

 

組織全体が同じ目標に向かって進むことが効果的・効率的な業務遂行にとって重要です。しかし、現実には、セクショナリズムなど組織の一体感を阻害する現象が起きることがあります。一体感の醸成には、組織内の協力関係、スムーズなコミュニケーションが不可欠で、そのためには組織の中間に位置する監督者が率先して同僚などとの連絡を密にし、協調することが大切です。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION