シート18
6 タイミングをみる
伝えるべき内容やその情報の意義をよく考え、相手が必要とするときに、タイミングよく伝えることが必要です。たとえば、上司が仕事で忙しくしているときに、緊急ではない別の件で報告に行っても、上司の関心は別のところにあり、聞いてくれなかったり、聞いても関心を示してくれないでしょう。なお、情報の伝達は遅すぎても早すぎても役に立たないことがありますが、遅い情報伝達では、適切な対応が不可能なケースが生ずるので、判断に迷うときには、できれば早めに伝えた方がいいでしょう。
7 相手の理解度を確かめる
一方的に伝えただけでは、相手に正確に伝わったかどうか分かりません。伝えた後で、相手がたとえば部下であれば復唱や質問などを通じて、理解しているかどうかを確認する必要があります。
8 相手の気持ちを楽にする
たとえば、上司の前で緊張している部下は、伝えたいと思っている内容を十分に上司に伝えることができません。相手の気持ちを萎縮させたり、不快にさせてしまうと、その後は、本来行われるべきコミュニケーションも行われなくなってしまう可能性があります。相手の気持ちを楽にして気軽に話ができるような雰囲気を作りましょう。