シート9
・条件が変化した場合などにおける問題点を明確にする。
・複数の代替案を考える。
(5)関係者に納得してもらう。
・上司に十分説明し了解を得る。
・部下の納得を得る。
・関連部門の関係者などに、計画をよく理解してもらう。
3 仕事の割当て方
計画の実行は、各職員に計画遂行の作業を分担して行うことになります。分担を決める際には、次のようなプロセスを経る必要があります。
(1)必要な仕事をはっきりつかむ。
・計画を実行するために必要な仕事をもれなくあげる。
・必要な仕事を種類別や困難度別に整理する。
・まとめられたそれぞれの仕事(質、量)を果たすために必要な能力を分析する。
(2)部下の能力、性格、希望などを把握する。
(3)それぞれの部下が現在行っている仕事の状況をつかむ。
・担当している仕事の質と量
・目標と達成の時期
・進捗状況
・障害の有無やその大きさ
(4)それぞれの部下に仕事を割り当てる。部下の育成・動機づけも考慮する。
・仕事の分担表を作り、重複や隙間がないか確認する。
・達成すべき目標を明示し、必要な権限・支援を与える。
4 調整
注意深く計画を立て、部下に十分な指示を与えて実施したつもりでも、仕事はなかなか思いどおりにいくものではありません。次から次へと誤算が生じ、そのままにしておくと、ついにはどうにも手のつけようがなくなってしまいます。したがって、計画との乖離が小さいうちに適切な処置をとることが必要になります。
仕事の調整に際しては、具体的には下記の点に留意する必要があります。
・仕事の進み具合が計画どおりでない場合には、部下とともにその原因をつきとめ、必要な対策を講じる。なお、必要に応じて、計画自体を修正することも検討する。
・部下の間で意見の相違が生じたり、利害得失が相反するような問題が職場で生じている場合には、互の納得のもとに調和点を見つける努力を重ね、職場内での活動が目標達成に向かって組織的に行われるようにする。
・他の職場との間にもめ事が生じているような場合には、どこに原因があるかを確認し、内部を固めてから交渉相手を選定し、相手の立場にも配慮しながら話合いを行う。