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そこで、神戸市では、使用不能となった北校舎を撤去するとともに、同小学校の跡地で、利用可能な東校舎やグラウンドなどの暫定活用を検討するため、地元・業界団体などのメンバーで構成する懇話会を設置することにした。

 

(2) 「北野小学校暫定活用検討懇話会」の設置

 

「北野小学校暫定活用検討懇話会」(以下「懇話会」)は、平成9年4月に、地元団体・業界団体などで組織され、計3回開催された。

 

【懇話会の概要】

・構成団体

《座 長》吉田順一(神戸大学経営学部教授)

《団 体》北野小学校の跡地を考える会、トアロード地区まちづくり協議会、北野・山本地区をまもり、そだてる会、(財)神戸ファッション協会、神戸商工会議所

《事務局》神戸市

・開催実績 平成9年4月15日、5月27日、6月20日

 

この3回の懇話会での議論を通し、北野小学校の暫定活用を考える上で必要なポイントとして、以下の意見が出された。

 

1] グラウンドは観光バスの駐車場として活用

2] プール上部を活かした地域コミュニティーのスペース確保

3] 多目的ホールは地域のコミュニティホールとして活用

4] ギャラリーは、地元の北野・トアロード地域全体の歴史・資料コーナーなどに活用するための部屋として位置づけ

5] プール上部を活かした地域コミニュティーのスペース(市民広場)や、東校舎の多目的ホール、ギャラリーなどの利用については、今後、神戸市が地元の方々と協議

6] 工房はレベルの高いテナントを入居させ、そのためのハードル(条件)は高くするべき

地元の利用というよりクオリティで入居者をセレクトするスペースである

レベルの高い工房とすれば、客筋のよいお客さんを呼び込むことができ、長い目で見て地元の利益となり、震災復興にもつながる

7] 観光バス利用客と本来の工房の利用客は、マーケティング的に顧客のカテゴリーが異なるため、戦略的な動線区分が必要

 

 

 

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