こうした課題については、現在、本市においては、名古屋新世紀研究会の報告を踏まえ、2010年を計画年次とする次期基本計画、「名古屋新世紀計画2010」策定作業の中で検討を行っているところではあるが、その策定に際しての基本方針の中には、これまでのスクラップ&ビルドによる整備手法だけでなく、既存の公共資本の有効活用も必要であるとの考え方が述べられている。
いづれにしても、新たな社会資本整備のあり方については検討中であることから、本報では本市における既存公共資本の活用策について、その事例を中心にまとめた。