7. 各年支払い額の現価を算定する係数は、表3に示すとおりである。
0年度に開始する各年半期の支払い額の割引
8. 各年半期の支払いが1年度ではなく0年度から開始されることもある。そうした場合は、表2に示す数値に(1/(1+r))を掛け、表3に示す数値に(1+r)を掛ける必要がある。
例:
(i) 0年度半期における支払い額500ポンドは、1年度から開始した各年半期の支払い額59.6ポンドの12回分(第4項から)に相当する。
0年度半期の支払い額500ポンドは、0年度から開始した各年半期の下記支払い額12回分に相当する。
£500×0.1193×0.9434=£56.3
(ii)1年度から開始した各年半期の支払い額75ポンドの15回分に対する0年度における現価は728.4ポンドである(第6項から)。
0年度から開始した各年半期の支払い額15回分に対する0年度における現価は、次のとおりである。
£75×9.712×1.06=£772.1
1年以外の間隔による支払い
9. 事前評価においては、1年間の途中で支払いを行ったり、たとえば四半期ごとや5年ごとという1年以外の間隔で定期的に支払いを行うこともある。nが整数でない場合でも、上記公式を直接適用できる。しかし、定期的支払いの公式(公式(2)と(3))では、年間割引率rを1間隔当たりの割引率rに置き換える必要がある。rは1+r=(1+r)p(この場合のPは支払い間隔で、1年の分数または年数の整数で表わされる)から得られる。年数は期間nに置き換える必要がある。