この添付資料では、調達した民間資金の利用に関する英国大蔵省の主な現行指針1を列記したものである。民間資金の利用がさらに伸びるに伴い、こうした指針も常に改定されている。
■"Private Opportunity, Public Benefit"、1995年11月
民間資金調達(Private Finance Initiative = PFI)に関する主な一般的指針である。PFIの目的、適用範囲、基本原則について述べ、PFIプロジェクトの管理と主要契約問題に関する考え方を提示している。また、数多くの実例も提示している。旧指針"Breaking New Ground"(英国大蔵省、1993年11月)に代わるものである。
■"PFI in Government Accommodation"、第2版、1996年10月
公共施設サービス調達計画参画者向けの現行最適実務書。公共施設プロジェクトにおけるPFI手続き、リスク、契約問題、調達手続きについて説明している。旧指針の"Private Finance Initiative in Governmet Accommodation"(英国大蔵省、1995年)に代わるものである。
■"Private Finance Initiative-Guidelines for Smoothing the Procurement Process"、1996年4月
これまでの経験を活用してPFIを推進する責任を負う管理職向けのガイドライン。
■"Writing An Output Specification"、1996年10月
PFIプロジェクト向け事業仕様書を作成する際に必要となる主要事項の認識及び理解の仕方について説明している。
■"Basic Contractual Terms"、1996年10月
良き先例とみなされるPFI契約の諸条件が記載されている。
■"Further Contractual Issues"、1997年1月
"Basic Contractual Terms"の続編。多くのPFIプロジェクトに共通するいくつかの主要問題に関する指針が記載されている。
■"Tansferability of Equity"、1996年10月
PFIプロジェクトの出資者がその投資資金を特定プロジェクトへ、また特定プロジェクトから自由に移転すべき時期についての勧告を行っている。
■"A Step by Step Guide to the Procurement Process"、1997年に発行予定。
1 ここに列記した指針は、英国大蔵省と民間資金調達審議委員会執行部(PFPE)が共同作成した指針である。その他のPFPE指針については、本指針の末尾にある参考文献のE項を参照されたい。