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数値化、加重、ランク付け

 

数値化、加重、ランク付けは、次元の異なるアウトプットを評価するための技法である。この技法が最も広く使用されている領域は、地域の再活性化プロジェクト(別添Eの添付資料1を参照されたい)や環境プロジェクトに多く見られるように、多数のアウトプットが生ずる提案である。こうした技法を採用する場合は、アウトプットと目標を明確にする必要がある(第2章の枠内を参照されたい)。

 

まず最初に、アウトプットに対して、適切な尺度に基づいて評価点を付ける(上記枠内の「各種尺度の使用法」を参照されたい)。この尺度は一貫して適用する必要がある。次に、目標を達成できるかどうかを示す認知重要度に応じて各アウトプットに重みを付ける。さらに、その評価点と加重を組み合わせて1つの数値にする。その結果、各アウトプットは有効性に応じたランク付けを行える。

 

数値化、加重、ランク付けでは、各アウトプットに付ける評価点と加重に関する判定が必要になる。こうした評価点と加重の情報源は明示する必要がある。一般的に、そうした測定法やコンセンサスが得られない場合は、何らかの有力な個別の経験的評価、できれば専門家の一致した意見または政治的判断に基づくべきである。

 

さまざまな加重に応じた選択肢のランク付けの確かさをテストするには、感応度分析を採用すべきである。

 

数値化、加重、ランク付けは、各選択肢間のさまざまなトレードオフを重視する手段としても役立つが、費用効果を判定するためにはアウトプットとインプットを関係づける必要もある。尺度の異なる選択肢を比較する場合は、より大規模な選択肢から得られる追加便益の金銭的効率性をその追加費用に対比して評価すべきである。

 

 

 

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