日本財団 図書館


1]気象情報(温度・湿度)収集の自動化

現在、ボランティアにより入手で収集されている業務を計測システムの導入により自動化し、気象情報収集の効率化を図る。

 

2]伝言表示板システムの設置

現在、ファックスでのみ提供されている観光情報を、観光主要拠点に設置する伝言表示板システムにより来訪観光客にも情報伝達することにより、情報提供メディア及び提供対象者の拡充を図る。

 

3]定点カメラの設置

日光市の道路交通拠点である神橋付近に定点カメラを設置し道路渋滞情報及び紅葉情報などをインターネットユーザー等に画像で提供する。

 

4]パソコン機器を日光観光協会事務局内に設置する。

日々集約される観光情報のデジタル化とデータベースによる一元管理を行い観光情報センターとしての業務効率の向上を図る。

 

本調査における観光情報収集・提供実験システムの構築にあたり、上記の具体的要望事項の実現性について検討した結果、「3]定点カメラの設置」を除く「1]気象情報(温度・湿度)収集の自動化」、「2]伝言表示板システムの設置」、「4]パソコンを日光観光協会事務局内に設置」の3項目について実現することとなった。「3]定点カメラの設置」については、設置箇所、導入費用、運用面で妥当性が見出すことができず、本調査におけるパイロットシステムの必要要件から除外した。

しかしながら観光地における道路交通情報及び四季折々の自然景観等、鮮度の高い観光情報を映像という情報伝達力の高いメディアで提供することは今後の重要な課題の一つであることは言うまでもない。

なお、定点カメラの設置は実施しないが、インターネットのホームページでの情報提供については、今後有力な誘客、情報伝達のメディアとなり得ることに加え、提供メディアの拡充という観点から本実験システムにおいても実施することとした。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION