(参考1) 特定事例ヒアリング結果
平成10年度 バスの活用による都市交通の円滑化に関する調査
北陸自動車道高速バス・巻潟東バス停駐車場に関するヒアリング調査
調査結果の要約
1.日時:平成11年2月16日(火) 13:00〜14:00
2.場所:巻町総務課交通対策係
3.出席者:
阿部和男 巻町総務課交通対策係 主査
宮本成雄 (財)計量計画研究所研究部 部長
高橋勝美 (財)計量計画研究所研究部交通研究室 研究員
以上3名
4.ヒアリング調査の目的:
(1)関連自治体の協同的な取り組みについての経緯や問題、課題の把握
本事例は、高速バス停周辺に自然発生したパークアンドバスライドの路上駐車対策として、行政側がパークアンドバスライド駐車場を整備、運営している事例であり、バス停のある巻町だけではなく、利用者の居住する自治体が協同して検討し、費用負担などを行っている点が特徴である。そのような関連自治体の協同的な取り組みの経緯や問題、課題を把握し、今後のパークアンドバスライド駐車場の整備や運営についての知見とする。
(2)パークアンドバスライドの利用実態の最新データと問題、課題の把握
既往文献で把握した本事例の利用実態等のデータは、現在の実態を必ずしも反映しているとは限らないことから、利用実態データが有れば提供してもらう。また、現在抱えている問題、課題についても補足する。
5.調査結果の要約:
<関連自治体の協同的取り組みについて>
□8町村が駐車場整備費用を分担している。これらの8町村は、ごみ収集などの様々な行政サービスを協同して実施していることから、このような取り組みを行うに際しても、スムーズに検討することができた。
□インター周辺協議会は、インターチェンジに隣接する3町村(巻、潟東、中之口)がインターチェンジ周辺の開発等について検討するために設立した協議会であり、協議会では、多少、話題に登ることはあってもパークアンドバスライドの検討はしていない。
□バス会社や8町村以外の自治体との間には協力関係は無く、協力の依頼もしていない。