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表3-1 シュツットガルト都市圏の公共交通24

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表3-2 シュツットガルト市の主要な公共交通

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3] 交通事業体

シュツットガルト運輸連合(VVS)の公共交通体系のうち、シュツットガルト市とその周辺地域の一部では、ドイツ鉄道が郊外電車(Sバーン)を、第3セクターであるシュツットガルト路面電車株式会社(Stuttgarter Straβenbahnen AG:SSB)がLRT(StadtBahn:都心地下式部分を「Uバーン」と呼ぶ)、旧路面電車、登山電車、索道電車およびバスを運営している。

 

(3) 移動制約者への対応

1] バス

ノンステップバスはドイツ国内でも数年前から製造されており、シュツットガルトでは1995年頃から低床電動バス(ディーゼルエンジンで発電、電動モーターで車輪を動かす方式)を導入している。将来的には水素ガスによる燃料電池方式バスの導入する予定である。

現在のノンステップバスは床面が地Lから34cmであり、現在バス停の高さが車道面から8〜14cmと様々であるため、地面から一律18cmのバス停とし、差を16cmにする予定である。

ノンステップバスは、バス停に停車すると、ニーリングにより床面高を24cmまで下げ、バス停との段差を少なくし、パレット(手動)の傾斜を小さくすることで、車いす使用者等の乗降に配慮している(写真:図7-17参照)。

 

24 1996年シュツットガルト運輸連合資料、SSBヒアリング、卯月盛夫「シュトゥッツガルトにおける交通計画」(都市地下空間活用研究No.39 1998.7)より作成

 

 

 

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