ハ. その他
情報端末ミニテルでは、「障害者用サービス」欄が設けられ、イルドフランス圏の交通についての車いすでアクセス可能なRERの駅、視覚/聴覚障害者向けのサービス、優先権等が表示されている。出発地から目的地までの行き方を、乗り継ぎ方法や乗り継ぎ所要時間を含めてわかるようにしている。
3] タクシー
車いすに座ったまま乗車できるタクシーは、15台程度である19。
イギリスではタクシー専用車両があるのに対し、フランスでは運転手がタクシーを自家用車としても利用しているため、なかなか車いす対応車両の導入が進んでいない。
4] STサービス
特別サービスを伴う交通網を確実に行なうためには、ほとんどすべての場合、48時間ないし24時間前に予約が必要である。固定した路線に合う特別サービスの活動状況は、通勤、通学など、ある程度限られる。尚、通常は運転者が介助者の役割を担っている。これらのサービスのために利用するのはミニバス(時としてタクシー)が多い。また、イルドフランス圏の各県では、障害者専用交通であるSTサービスに補助金を支給している。主なSTサービスは以下のとおりである。イルドフランス地区には10団体が存在する。
17 COLITRAH資料"Mesures en Fabeur des Personnes a Mobilite Reduite" 1998
18 COLITRAH資料"Mesures en Fabeur des Personnes a Mobilite Reduite" 1998
19 COLITRAH資料"Mesures en Fabeur des Personnes a Mobilite Reduite" 1998