1996年のSEMITAN収入内訳
運賃収入47.6%
補助金収入46.3%
その他(広告等)収入6.1%
1998年から、DISTRICTの要望により、SEMITANが予算案を作成し、それを超える収益が出れば予め決めた比率にてSEMITANとDISTRICTが利益を分配するようにし、これまでのように自動的に赤字補填するのではなく、目標管理制度を取り入れている。
5] 運賃制度
1日乗車券21F、7日乗車券67F、1ヶ月乗車券215F(子供105F、大学生140F)、1年乗車券2,400F。失業者、老人には別に料金体系あり。
1枚:8F(1時間乗り降り自由)、10枚:58F、10枚(障害者割引):32F。障害者用のチケットは、通常の4割引となっている。
(3) 移動制約者への対応
1] バス
ナントにおいては、バス全体の1割強がノンステップバス8(床面高35cm)となっている(写真:図7-5参照)。また、毎年の更新分(約15台)については、今後のものについてはすべてノンステップバスとしていく予定である。問題は、バス停の整備である。バス停は、DISTRICTで一括して管理しているのではなく、それぞれの市町村がノンステップバスに対応したバス停に改善してくれるかどうかにかかっている。DISTRICTで合意しても、実際の整備はバス停が存在する市町村の予算内で行われるため、各自治体の足並みが揃わないことも多い。